私たちの精神・心理と宇宙感ー1

私たちの精神・心理と宇宙感

私はユング心理学について、自分のラジオ番組で長きにわたりご紹介していたことがあった。(数年前に一旦完結し、今はコーチングについて長きにわたりご紹介している最中です。) まさかこのようにコラムを将来書くとは予想していませんでしたが、なんだか衛星のように一周回ってきて、またユング心理学に直接的に接近しているようで不思議と言えば不思議だ。

 

ただ、ユング心理学のその内容は多岐に広がっていて、これから書くような「不思議」もその一部としてあるような気もするが、だからと言って、これがユング心理学とも言えない。ということも含めて、今回ご紹介する書籍に触れてあった。

 

コラムの前にこちらの外部ブログをご一読いただくと導入がスムーズだと思います。書籍もご紹介しています。

 

 

 

アブダクションとは

アブダクションとは「さらわれる」というような意味なのだろうと勝手に思い込んでいた。しかし、念のため検索したらなんと下のような意味が現れた。

アブダクション、リトロダクション(古代ギリシア語: ἀπαγωγή、英: abduction, retroduction)とは、個別の事象を最も適切に説明しうる仮説を導出する論理的推論。 仮説形成や仮説的推論などと訳されている。 ーWikipediaより

そうなんだ。あの本は、「エイリアンにさらわれたという体験があると感じる方」について研究したというような意味のタイトルだったんですね。

ちなみに、私はシェアした1冊しか読んでいない段階でこのコラムを書きますが、興味のある方は、他にもこの著者が書かれた本があるようですので是非読んでみてくださいね。私も読みたい本リストに入れておきます。

そして、私はこういったジャンルを、研究でもなく、面白半分、恐いもの見たさ風と思いつつ傾倒し、依存しているかのように感じる人々の現象を勝手に憂いていた時期があった。しかし、今は私に多分優しさのようなモノの量が増えたのだろう、世知辛い世の中を生きていると感じればストレスをこういったジャンルに意識を向けることでやり過ごしているという方も多いのかも知れないな。多分大変だと感じる事が多いんだろうな。という気持ちになっている。ヒトの人生はいろいろなやり方があるのだ。

ですから、そういった、面白半分という方には、私の今回書く内容は面白く無いと想像できる。折角世知辛さを忘れたいのに、なんだか自分に向かってブーメランが飛んできたような気持になる可能性もある。ということを最初に断っておきます。

 

ブログにも書いていますが、私自身は、さらわれた!と思った事もないし、本を読んでエイリアンの実験体になったという忘れていたトラウマを思い出した!ということも全くありません。どこかに身に覚えのない傷跡も無いと思うが、そもそも無頓着なので、それがあったとしてもとても自分で気がつけると思えない。時々、私の周りに居る方達からUFO(らしきものも含め)を見た!という話は聞きますが、私個人はそれも無い。

UFOやエイリアンが居ても良いし、居なくてもいい。というようなスタンスだった私が、心体カウンセリング™ というセッションを行うようになってから(一体これは?!?!)と思う体験をそれなりの数を体験するようになり、それを元にそれこそアブダクションしていることがあって、それはもう何年も前から個人セッションの際にその仮説があるとして考えると収まりが良い。というようなことも相談者さんと対話したこともあります。 この方面の興味もなく、予備知識0(ゼロ)なだけ、起きた現象だけで推考していくというような幸運があったとも思っています。

 

実際、セッション中に、なんの前触れもなく目の前に現れる(脳内視覚の意味)その体験・感覚はぶっ飛んでいると取られても致し方無いという常識感があるため、相談者さんにお伝えしようかどうかかなり迷う事もあったんですが、セッションというのは2人(相談者さんと私)でその「場」を創っているし、私の感じた事を秘密にしておくのもフェアじゃないような気がして、それこそ恐る恐ると言うか、「今からトンデモ発言をしますが、驚かないでくださいね」と前置きをしつつ私が感じた事(見えたように感じた事)をお伝えしてきました。

加えて、ここも不思議なのですが、その「トンデモ発言」をお聞きになったのちの相談者さん達の変化です。

  • 納得がいった
  • パズルのピースがハマったような あれ?何かが腑に落ちた? という感じがする

という一種のスッキリ感をお感じになったりするようなんですね。私がトンデモ発言と感じる内容を聞いてもこれも不思議と驚かれる方はほとんど居なかった。(私が知らないことを言い当ててしまい、それは透視能力?!と目を真ん丸くされた方が1名いました。(笑) 透視能力とかではなくて、おそらくその方の脳波のようなものと私がその時一瞬リンクしたんだろうと思います。多分私が相手の方の脳の電気信号を映像としてキャッチしやすいというような体質というか、そういったものが時々発揮されるようです。 あぁ最近はこういった映像化は無いですよ。ご安心?下さい(^^))
 

 

で、その先、この体験をきっかけに不思議系にドハマりされていく方は、私の知る限りは少なくて

  • 原因になんだか納得がいったので、今までの生きづらさは一旦終わらせていこう。
  • 自分でもそれが何かはわからないけれど、無意識に行っていた「ナニカ」を探すような事が1つ減った
  • 謎が解けたような解放感

というような変化をされることが多いように思います。まさにパラダイム・シフトが自然に起こるというような感じでした。

 

地に足がつく方が割と多いという感じです。

 

この本が、あの「アセンション」の発生源か?

私は兼ねてより、どこの誰が「アセンション」と言いだしたのか?と思ってきた。

 

誰だよ。またとんでもない種を世の中にバラまいたのは。

と初めてこれについて聞いた時に実際に発言したし、それ以降も同じように言い続けてきたが、この言葉を使っている側にもいろいろなタイプや意味があることも知るようになり、私の好みがあるものの、好みとは違っても(世の中の価値観は様々だもんな~)と思うようになった。

 

おそらく、なにか発生源があり、それを後発隊があれこれとデコレーションして(話を盛って)、物語を複雑化していくというよくある膨らみ方をしたんじゃないか?と当たりをつけておりました。

この本にはアセンションという名詞は使われていませんでしたが(英語の原本は不明)、次元上昇と言うような意味合いのことは書かれていた。それは、エイリアンがさらった人間に伝えたというような内容であったように記憶しているが、そういった体験をされたという主張をされている方がその体験後に地球を救おうというような活動をされるようになる理由とも書かれていた。具体的には、地球はかなり厳しい状態になっているので今私たちが暮らしている「現実」ということが成り立たなくなり、次元が変わってしまうというような意味だったように思う。

 

そして、アセンションではなく、重大な予定計画「アジェンダ」と書かれていました。

 

これが、色んな解釈をされて(または私が読んでいない本に書かれている内容によって)、実体のない「アセンション寺へ駆け込む」というような「駆け込み寺」「ノアの方舟のメンバーに選ばれないとヤバイ」みたいな心理現象が誘発されたのかも。ということに考えが至った。

助かりたいが故。という事であろうが、多分、素人の私の全く当てにならない解釈では、こういったアセンションという物語(真偽は不明)によると、どうやら霊的な覚醒ということがアセンション号というノアの箱舟メンバーに選ばれる条件になっているようだが、素人の私からしても、「自分だけが助かりたいが故、アセンション寺に駆けこむ(駆け込みたい)」という霊性ではおそらく覚醒に該当しないような気がする。

アセンションが必要にならないために、地球をどうするのか? 自分ができることはなんだ? と考えて行動に移すことが「霊性の覚醒」というようなことに繋がるのではないだろうか? 霊性の覚醒について、一体それはどうなったらそれに該当するのかなど知らないくせに、相変わらず曲がった臍で考えてしまった。

 

ですから、どこかの誰かが貴方の不安や、恐怖心をあおるかもしれないが、それに惑わされないことが大切なんじゃないだろうか。

と、アセンションについてロクに知らない私がいっぱしの事を書いておりますよ。(ここ大事)

 

次元上昇というようなことについては、とあるスピ系ジャンルの皆さんが乗っかりやすい話ではあるのかもしれませんが、そこ(多次元への移動という意味ならば)には時間もないだろうから、よしんば何かしらの次元上昇したとしても、次の瞬間には起きているだろうと想像している。ですから、それが起こったとしても瞬間的なことなので多分意識(認知)できないだろうし、そこには不安や恐怖という事は伴わないと私は勝手に考えています。(本当にただの勝手な考えです)

 

地球のダメージが大きい → もうヤバイ → じゃあ今の世界を使い捨てて次元上昇だ! という発想自体がヤバいような気がします。

えっ! そんなエゴ丸出しで次元上昇? 地球もプラスティックの使い捨て容器みたいな感覚なの? と屁理屈を持ち出して考えてしまうと、そういった「自分だけのことを考える」という意識では次元上昇と言われているナニカも難しいような気がしますけどねぇ どうでしょうねぇ

そのエゴの結果が今の地球なんだとしたら、スピ系のとあるジャンルに好まれる波動の法則的には、あなたはここと波動がピッタリと合っていて、どこにも行かないことになりませんかね? (本当に私の文章には可愛げが無くて申し訳ありません。)

 

そのエゴは、こちらのコラムの中の蜘蛛の糸のような事では無いでしょうか?

自分の不安をストレスケアする。視点が変わる。

 

この記事の中に、後にまた別のコラムに書く、陰陽図の中を移動する??という件も書いています。

 

 

書籍を読んでこんなことも感じたので、引き続き私は、小さすぎてどこにもその影響が現れないかもしれませんが、自分にできることはやっていこうと思っています。フードロスを減らすことだったり、ゴミがちょっとでも減らせたら良いなと思っていますし、プラスティックも減量を気にしたり、今でもほとんど使わない洗剤を引き続き使用量を減らしたり、リサイクルできるものは行う、と言うようなことですが。

別にどこかの誰かがルールを作ったアセンションの為ではなくて、出来ることはやろうというような事です。

 

ただ、この書籍が書かれたのは約20年前。

下のブログに書いたように、コロナの影響で自然が回復したという報告があるのはこの書籍が書かれて20年経った今です。

 

これに気がついた時には、何とも言えない気持ちになりました。

 

 

セッション中の体験や、それ以外の個人的な感覚と似ている点

細かく書くとキリかないし、コラムも長くなってしまいますので、セッション中の体験とこの書籍にあった「エイリアンにさらわれた」と感じている皆様の考えたことや体験と似ている点を先ずは最初にどんどん挙げていきます。

 

 

まだまだ続きます。

 

 

まだあるんです。

 

  • 書籍にある、管を通り抜けて別次元へ。という個所は、「トンネル」と私は書きました。トンネルは私たちの生活の中では横移動をしますが、セッション中に入り込むトンネルは上下移動とも感じるような気がしました。(トンネルについては、サイト「こすも」内を検索する検索窓に「トンネル」と入力して頂くと幾つが記事が絞れてきます。)
  • 上の「トンネル」ですが、書籍の中では、空間/時間の外にある霊的次元への移動と紹介されていましたが、私も実際にサイト「こすも」でも「どこかへワープしているように感じる」と書いています。
  • 次元という事については、書籍ではパラダイム・シフトとも表現されていました。古いブログにもシフトと書いています(こちらにも2016年の記事のリンクを貼ります)でもシフトという感覚を書いています。また、数年前にその時の自分の心境・感覚について知人に話したら「美紀さんが今話したことは映画『The Shift』の内容と同じですよ。」と教えてくれました。当時レンタルしてその映画を見たら本当に同じでしたし、映画の中にキネシオロジストが登場しておりました。
  • こちらもコラムを書いたばかりでしたので驚きましたけれど、それは書籍にあったシャーマンという表現でした。書籍によるとシャーマンは別次元と自分を見失わないそうだ。それは戻ってくる場所(定点)が想定されているという意味では無いだろうか? と言っても、これは私自身がシャーマンだという意味ではありません。
  • また、シャーマンが何かすると?なのかな、神が自ら出現するそうだ。私はセッション中に脳内映像化されないけれども存在は感じるという不思議な体感を持つ時があるが、大抵のことは脳内映像化されるために、かえってその映像化されないということに意味がある。(これはなんだろう?)と思うが、非常に質量を感じる。その質量の感じ方が普通じゃないので、脳内視覚化できる存在の奥から現れる「親玉」とか、「神様に関する何かなの?」と感じた。セッションの後で、それらはセッションを受けていらっしゃるクライアントさんが「神様」と感じているナニカであったことだったと分かったことがありました。この時の相談者さんとのやり取りで、私は「顕現」という言葉をはっきり覚えましたし、その後神事(カミゴト)などに関わる仕事に就かれた方もいらっしゃった。

 

まだ続きます。

ココからがこの書籍の特徴とかなりかぶってきます。

  • 書籍の中には、人間/エイリアンの二重アイデンティティーという表現がされていましたが、それを「混血プログラム」という解説もありました。何度も確認しておきますが、書籍の中の「さらわれた方のおっしゃるエイリアンの意図による計画」という事です。私はその真偽はしりません。そして、永久に私には判断できないことです。しかし、こういった検証を読む前から、(そう言う事はあるだろう。)という一旦の仮定に行きついていました。これについては詳しく書きたいので、この先に書きます。 書籍にあった「故郷に居ないという悲しみ」ということもセッション中に現れたことがありました。
  • この書籍の中では、 エイリアン=神? という条件についても断定はされていませんが、昔から人々が神と感じていた存在はエイリアンである可能性があるのではないか?という推考がされていたようです。映画「プレデター」の中でもプレデターがかつて神とあがめられていたというストーリーがありましたので、あーゆー事でしょう。 (リンクを貼った記事の中には仮定として書いていますが、実際に神として君臨しているというイメージ映像をこの記事を書いた後に映画の中で観たと思います。)
  • 緑・青の存在と言うか、色について「限界点」(だったかな?)と書籍にチラッと書いてあるのですが、私もこの色を見ました(脳内で)。 一緒なのかな? 確かにナニカの境界ではあった。私はそこから先へは進むのをやめたので。これらの意味合いが共通しているのかの真偽は不明です。
  • そして、全ての受け入れが必要らしいということや、中間にいるのはじつに難しいのだ。とも書かれていました。
  • 書籍によると透き通ったエイリアンが居るらしい。なんと私は脳内映像でそれを見て、関係するご本人にだけお伝えした。他にも何種類もエイリアンらしき姿形があるらしいが、セッション中の脳内映像で見たことがある。しかし、実際の日常生活では遭遇したことは無い。

 

ざっと書きました。それぞれに当時の記事のリンクを貼ってあります。

 

そして、これらはあくまでも前置きで、私がこういった事を真面目に運営しているつもりのホームページのコラムに書いたのは、不思議をご紹介したかったわけじゃなくて、ここから先が私の中の肝なのです。

そう、不思議の情報は私がご提供しなくても世の中に沢山あるし、研究されている方も多い。

こういった情報にアレルギーのある方の「大丈夫?」という反応も予想できるのにやはりコラムに書く事を決めた理由があります。それは私たちの精神や心理、脳の反応についてこれまでもずっと書いてきた事を、こういった事例を用いて1つの視点としてご提案したいからです。そして、この書籍をご紹介したのは、実際に本を書かれた精神科医も当然のごとく精神と心理という面からアブダクションを書かれていて、私がこれまでせっせと書いてきた事が分かりやすくまとめられていました。

 

ですから、UFOだとか、エイリアンの真偽ということは検討しないし、そう言う、居るのか?居ないのか?ということは私にとっては優先順位が低く、

  • 「統合の大切さ」「統合の利点」ということが優先で
  • 催眠療法の注意点や
  • 「記憶」(未来の記憶も、過去世と感じる記憶も含め)をストレスケアしていく

というようなことをお伝えしたい。

 

 

未来の記憶はないのか?

 

 

では私が書きたい肝は次回から書き始めます。

(2021/06/04)

 

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