人智学という考え方ー3 放り出された?

捕らぬ狸の皮算用システム

期待をして、がっかりすることもあり、私自身も期待をした自分が恥ずかしい時もありました。(笑)

(なんだよ。ちぇっ)と思った事も勿論ありました。この先も多分あるでしょう。

昔と違っているのは、がっかりした気分がしても、(なんだよ。ちぇっ)と思っても、その次の瞬間この言葉が浮かび、そして、終わっていける事です。

それは「そもそも期待をしたのは自分」という言葉です。

 

そう、がっかりを生む原因を作ったのは自分です。

しかし、

あぁこのがっかりは自分が生成したんだな。と直ぐにその仕組みを理解する事は性格によっては難しい。

期待していた喜びを与えてくれなかった相手やモノのせいにする方が簡単です。子ども的な発想か、大人的な発想かと言えば、それはまだ「庇護されていないと生きていけない」という子ども的な発想なのかもしれない。性格、脳のタイプによっては一生誰かやナニカのせいにして不満を抱えて生きて行くこともあるようですが、それはもうしょうがない。どうして私の人生はこんなにがっかりに溢れているんだろう?と悩んだ時こそ、楽になるヒントに気がつくという転換のチャンスが接近していますが、それがチャンスと思えるのかも感性次第です。

こんなのも、自分持ち。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

泥臭い人間道を歩いていこうとする時に、心理の仕組みや作用を知って、ヒト様をジャッジするよりも、自分の生き易さに繋げる発想を持っている方が楽しい。

 

期待していたもの(期待していたという事すら自覚するのは難しいようですが)が手に入らずにガッカリした時に、

「おっと、いけない。私はまだ来ていない未来を生きていたわ。私が創り上げていた未来で『(ソレが)手に入った』という快感を前倒しで得ていた。が、しかし、それは捕らぬ狸の皮算用だったわ(笑) 前に倒れてこなかったわ。ははは」と楽しんでみてください。成功哲学系や引き寄せ系ではこの捕らぬ狸の皮算用システムをつかって願いを叶えていこう!という理屈ではあるんですが、それがうまくうかなかった時に笑える位の余裕があっても良いかな~と思ったりします。

こんな仕組みに気がつくと、自分がいかに、過去や未来に生きているのかがわかってきます。

 

脳の中は多次元ですので、色んな時間が並行しまくりですし、次元も入り乱れております。

多次元の理解。皆が元々それを体験しているという私風理解。

 

多次元と素粒子とミラーニューロン その他もろもろ みな一緒

 

時間遺伝子・時間障害

 

こういった事が生むストレスを、潜在意識を使わないとストレスケア(バランス調整)できないか?と言えば、そうじゃないと個人的に考えています。

私の先ほどの

期待していたもの(期待していたという事すら自覚するのは難しいようですが)が手に入らずにガッカリした時に、

「おっと、いけない。私はまだ来ていない未来を生きていたわ。私が創り上げていた未来で『(ソレが)手に入った』という快感を前倒しで得ていた。が、しかし、それは捕らぬ狸の皮算用だったわ(笑)。前に倒れてこなかったわ。ははは」

という文章を読んで下さって、そのストレス発生の仕組みを理解される方も多いと思いますが、それを忘れず、元の木阿弥にならず、似たような事象が起きたらば心の中で「捕らぬ狸の皮算用システム発動中なんだな」と思うだけで、その囚われから脱出できます。

潜在意識にばかり頼らずとも、理性(顕在意識)でストレスケアが進むことって多いですよ。ストレスケアが進むというより、ストレスを生む発生源が減少するという感じが近いですね。

 

あ!ちゃんと補足しておきますが、ルドルフ・シュタイナー氏は「捕らぬ狸の皮算用システム」などというふざけたネーミングはされていないし、特にここで書いたようなことは本の中になかったはずですが、共通しているのは「捕らぬ狸の皮算用システム」が自分の中で発動したり、猛威を振るったりする際に、自らの抑制力は大切だとおっしゃっているようです。

それを前頭前野部が担っていると解説されることが多く、やはり理性・健康的な働き方をしている顕在意識というようなことが自己の抑制力を育てるんじゃないかとも考えています。しかし、前頭前野だけを活性化させようとしてもそれも余りいい結果を生まないようだということを書籍で読んだことがあります。

脳の一部だけを注目するのは、機能を理解したり、知識を得る時は良いでしょうが、実際に働いてもらう際には脳全体の話になるでしょうから。

気合と精神力、素直さではカバーしきれない、あなたが気がつけない脳のクセ

 

自らの抑制力というものは、肉体の深部まで達するそうです。

良い意味でも、悪い意味でもそうなんでしょうね。

 

また、(あら?私ったらまた未来(過去)に行って、まだ起きていないこと(もう終わったこと)に反応しているわ!」と気がつけるのは、「生命感覚」が整っている方が気がつきやすいと思います。

泥臭い、愛おしい人生

泥臭い人間道には

(おっ!今度はこう来たか。)

(次はこう来たか。)

と感じる その天の配剤ぶりが絶妙過ぎて癪に触るようなお試しみたいな事ってあって、これまたまさに神がかったタイミングでやってくる事がある。

  • A.ドンブラコと流れてゆく人生観でも
  • B.よしんば流れていくのが人生だとしても、自分で舵がとれる範囲では舵をとりたいという人生観でも
  • 時と場合によってAとBの混合タイプも

同じように試されたり、揺さぶられる様な事は起きて、結果は後になってからしかわからない。

 

ただ、こんな事も楽しめる方はいるし、出来事から学んで行動変容して行く方はいる。投げ出したり、ヤケクソになる方もいる。

しかし結果は後になってからしかわからない。

 

前回引用したルドルフ・シュタイナー氏の「痛みと闇」のご意見とはちょっと異なりますが、(ヤケクソになった事が功を奏する事が無いなんて言えないなぁ)とも思っています。どのくらい長いスパンで物事を観るのかによって少々捉え方が変わってくることもありますし、何を「功」と捉えるのにもよりませんかね?

 

泥臭くたって、天国は感じます。

泥臭いという言葉を決してネガティブに使っていません。

 

私はこの世の天国を目指しておらず、泥臭い中で感じる苦しみを少しでも楽にしたいと思っていました。願っていました。

私は今、どこに居ますか?

相変わらず、泥臭い楽しい人生の途中です。

そして特大ラッキーチャンスtimeとして、天国timeをここしばらく感じています。あんまりにも有り難いので、「有り難い、有り難い」と思いながら生活しています。

この先はわかりませんが、生命の灯が消える瞬間までは人間道に居座っています。(笑)

 

ワンネス

私は過去何度も「私は(なにかの説明に)魂と言う言葉をほぼ使わない」と書いてきました。それは私が一体それが何なのかよくわかっていなかったからです。

辞書やブログや、YouTubeや書籍では山ほど説明してある事は知っています。が、それは外部の知識・情報で、私の内部では(魂とは具体的にはなんぞや? または具体的にはならないものなのか?)というQ(問)があり、今回のコラムでは「ルドルフ・シュタイナー氏曰く、魂とはこのようなものらしい」という話の進め方をしています。「一二感覚」や「生命感覚」という説明は私には受け止めやすい。その理由はそういった事と似たことをずっと考えてきて、ブログに書いてきたし、数年前からはコラムとしてまとめてきたからです。

ルドルフ・シュタイナー氏の感性が私には受け止めやすいということでしょうね。

ルドルフ・シュタイナー氏が使う「魂」という言葉の背景が理解しやすいという事ですが、今日現在、私自身が「そうか!これが魂か!」という確証はないです。どこにも書いていない(が、話したことは何度がある)不思議体験がありますが、あれが「魂体験」という実感もない。生きている間に「わかった!」という瞬間が訪れるのかどうかもわからないです。

 

こんな感じで、「未解決」「保留」「興味なし」の案件ボックスにもいろいろ入っているんですが、実は「ワンネス」ということも私は(それってどうなの?)と思っている節がある。

いや、魂よりもワンネスの方が、(これがその感覚かな?)という体験はあり、ひょっとしたら割と多いのかもしれないが、だからと言って「ワンネス」という考え方に酔っぱらう事ができません。

 

ホント、こういった事に関して、頑固と言うか、なんというか。

 

こんな私も、この書籍 魂の扉・十二感覚―人智学講座 (耕文舎叢書 (3) の中の

宇宙と一体の感覚から放り出されたからこそ、私達は本当に私たち自身について意識を持つに至ったのですから

という一文を読んだときに、

これが本当が嘘かは別として

トランス、解離、ワンネスに溶けたい、大きなる存在と一体になりたい、現実を感じたくない、自分を消したい。という意識を、こういう考え方で説明しようと思えばできるなとは思いました。

 

それは、放り出された不安であるとか、胎内へ帰りたいという奥底の欲求(いつまでも子供で居たい理由でもあるかもしれません)、本当の私はこんなんじゃないというある種の逃避です。

 

放り出されたからには、人間道(今)を生きるぜ!という意識ではなく、戻りたい(過去)、帰りたい(未来)という時間感覚があるのかもしれない。

それが今現在のストレスの根っこの根っこに息づいていて、「泥臭くたって人間道を生きるぜ!」と腹をくくった方からこのループから抜けていくという推論はどうだろう? 人間道を生きるぜ!と決めた方には目の前の風景がしっかり見えていて、(ここじゃない)と思っている方は見果てぬ地平線をかつてのルーク・スカイウォーカーが見ていたように、目の前のことは見ていない。

それは順行な流れじゃないから、それを知るためにトラップがあったりするんだろうか?

 

映画は先生

「私達の認識と脳内の特色」と「宇宙論」と「量子力学」

 

書きながら、脳内が多次元・多時間と気がついた時みたいに、凄い発見をしたような気がしてきました(笑)

念のため、もう一度書いておきますが、これが本当が嘘かは別としてです。

 

というところで今回はここまでです。

朝のバランス調整が良かった

今朝、また素晴らしく健康的なバランス調整方法が脳内に登場し、それを実際に私自身が行いながら「それがなんなのか今はその感覚を掴めていないものが、コラムを書きながらまたシナプスが繋がって新しい感覚を掴めるかもしれない」と頭をよぎりましたが、ワンネス項の展開は我ながら予想だにしていない内容でしたが、分かりやすくまとめられた気がしています。(それホント?)

 

ですから、やはり健康的なバランス調整は良いな~と思い、セルフケア講座のオプション編に早速組み込みました。もう、プレゼンテーション資料にも加えました。

是非セルフケア講座、受講してくださいね。(^^)

オプション編(セルフケアの方の)まで受講してスキルを身につけてくださいませね。

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(2020/12/16)

 

 

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