インナーチャイルドについて
今日はインナーチャイルドについてです。先日空港で、インナーチャイルドについて興味をお持ちの方とお話をして、良い機会なのでコラムに書くことにしました。
最近、1つのコラムが長くなってきているので、今日は読みやすい長さを心がけます。
Contents
インナーチャイルドとは?
この最初の部分は、今までもアメブロや、このホームページ内のコラムでも書いたことがありますので、サラッと書きますが、
世の中の心理カウンセリングでは様々な手法を用いて行なわれていますが、病院や医療系では「インナーチャイルド」という言葉は使われていないと思います。
私もこの言葉は知っていますが、個人セッションや各種講座の中で、なにかを解説したり、紐解いていく時にもインナーチャイルドという言葉は使いません。
しかし、このインナーチャイルドという言葉がしっくりくる方が少なくないことも存じ上げています。
インナーチャイルドという言葉の愛用者が多い。
ですから、個人セッションのご相談で「インナーチャイルドについて解決したいことがある」「インナーチャイルドについて相談したい」というお話も勿論伺います。
わたくし個人はインナーチャイルドという用語は使いませんけれど、大切なのはクライアントが感じている「インナーチャイルド」がどういったものか?をお伺いすることだと思っているので、それがインナーアダルトだとしても、それについてお話を伺います。
- どのような事を「インナーチャイルド」と感じているのか?
- 「インナーチャイルド」と感じる現象をどうしたいという希望があるのか?
大切なのはこの2つだと考えているからです。
それが心理の専門用語に無くても、クライアントが何をどうお感じになっているのか?をお聞きすることが最重要だと思っています。
なぜ私がその言葉を使わないのか?
そもそも、インナーチャイルドという言葉を、それが自分に大きな影響があるとお考えの方から聞きましたし、癒し関係の書籍でも目にしました。
なるほどそういう考え方もあるんですね。と素直に知識として得ました。では何故この言葉を我が事のように使わないのかというと、インナーチャイルドという感覚を感じたことが無いからだとわかりました。
私は、あぁ、私の中にインナーチャイルドというものが息づいているな。というような感覚を感じたことが無いのです。しかし、感じ方というのは人それぞれなので、ひょっとしたら感覚を感じたことがなくても、「本を読んだら自分の悩みや、気になっていることについてインナーチャイルドと解説があったから、きっとこれが今の状態の答えなのだろう」と思う方もいらっしゃると思うのです。
ですから、インナーチャイルドという言葉を使われる際のクライエントのお話をよーーくお聞きします。
- 体感覚があるのか?
- 情報として得たのか?
- このほかでしたら、それをどのようにお感じになっているのか?捉えていらっしゃるのか?
私自身が勝手に「きっとこのような状態だろう」と思い込む材料がないことはカウンセリングを行う際にとても良い条件だと思っています。
子供の頃から見えない友達がいる(自分にしか見えない友達がいる)場合
私には居なかったのですが、幼少期に「自分にしか見えない友達」がいるのは特に珍しいことではなく、成長するにつれその存在を忘れていくケースが多いそうです。親御さんが「この子、架空の存在を創りだしてる」と憂慮する必要は余りないとのこと。発達の段階でそのような状態も経過することは珍しくないということでした。
ただ、大人になってもこの見えない友達がいらっしゃるケースがある。この時はそれがどういう状態か考えた方が良いそうで、それは「イマジナリーフレンド」と考えられるアスペルガー症候群などの特徴になる場合がある。
このイマジナリーフレンドを「インナーチャイルド」と理解しているケースもあると私は考えています。
成長期も経て、大人になって、かつ、イマジナリーフレンドがいる。
違うケースでは、ずっとインナーチャイルドという感覚もなかったし、イマジナリーフレンドという存在もいなかったが、大人になってからこういった存在を感じるようになった場合もあると思います。
このようなご相談でしたら、統合心体カウンセリング™ をご利用ください。
単回ではなく、数回に渡って統合心体カウンセリング™ を受けて頂いた方が良いケースが多いので集中コースもご検討ください。
感覚的なものはないけれどインナーチャイルドという言葉がしっくりくる場合
未解決感が付きまとうような悩みや、子供の頃から気になる出来事がある。というような心もモヤモヤをお持ちの方は多いと思っています。
愛着障害をそのように感じる方もいらっしゃるでしょう。
満たされない感じは、インナーチャイルドを癒したら感じなくなるのではないか?とお考えの方も多いと思います。
具体的な「存在」を感じるわけではないけれど、私の違和感はインナーチャイルドという考え方で解決するのではないだろうか?とお考えの場合は、そういった今あなたがお考えになっていることをカウンセリングでお聞かせください。
数回に渡って心体カウンセリング™ を受けて頂いた方が良いケースもございますので、集中コースもご検討ください。
統合心体カウンセリング™ が良いのか、複数の手法を数回に渡って順番に行った方が良いのかは面談の際に一緒に考えていきましょう。
どのような状態をあなたは望んでいますか?
望みは色々だと思います。
インナーチャイルドを感じなくなることを希望される場合もあるでしょうし
ずっとイマジナリーフレンド(それをインナーチャイルドと感じている場合も)が自分の中に存在していることを望む方もいらっしゃるでしょう。
そのままで良い方は心体カウンセリング™ をご利用いただくご希望はないかと思いますが、なにか「インナーチャイルド」について変化を起こしたいという場合はどうぞ一度お越しください。
お待ちしております。
セルフケアなども講座でお伝えしています。どうぞご利用ください。
関連図書(画像とタイトルにAmazonへのリンクが貼ってあります)
最後に、私が「教え」や「宗教」について抵抗なくオールOKでは無かった件についても、コラムを書く予定にしています。お薦めの書籍も併せてご紹介しますが、その前に今日はインナーチャイルドについて書きました。
(2018/05/11)