解離のグラデーションについて 傾向と対策をまだ考えています
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相変わらず考えているうちに、また情報と体感が連結しました
私は、解離、憑依、HSP的影響を受けすぎての自分喪失etcなどについて研究してきた。
私の場合は、
まず現象を観る
考える と、現象を観る の同時進行
調べる と 考える と 現象を観る の同時進行
上をある程度自分の中でまとまるまで繰り返す
するとまた有益な情報が入ってくる。出会う。
と、これを何回転も行ってきています。何年も。
アホです。しかし、アホなので繰り返せます。(笑)
アホ程繰り返すと、ちょっとお利口さんになるときもある。お利口に繋がるオッズは不明。(お利口に繋がらないことを何度繰り返しても同じだという事も学んだ)
余談:アホ程繰り返す私と、賢い子の違い
なんと!こんなことも書籍に書いてあるのを見つけた。
賢い子ほどチャンスに恵まれている。だが高知能だけでは足りない。
ー書籍「解離」より引用
この後に、幅広く、興味とスキルと戦略とをもっていなければならない。と続き、その先に、良質になっているほど選択肢は多く、柔軟性は大きい。と続いた。
私の場合は賢い子の数倍か、数十倍体験すると(繰り返すと)ようやくチャンスに恵まれる時がある。
これも私の特質でしょうが、チャンスが来て当たり前だと思っていないという利点?もある。
しかし、ラッキーチャンスは来た
お陰様で、最近は一旦これまでの集大成的な意味を持ち、自分なりに感じていたことは「とある学説・解釈」に沿っているということも目に入るようになってきた。有り難い事です。
わたしの体験や研究が、広い範囲のあちらこちらの関わり・繋がりを理解する役に立ったのと同じく、脳内のシナプスも繋がった。そしたら、分厚い本の要約のような内容のコラムを、既に幾つかのパートに分けて書いていた事を気がついた。
今日ご紹介する書籍の内容は、タイトルにあるように若年層という注釈がついており、書籍の中で紹介されている症例などは顕著な例ではあるのですが、私達は誰でも濃淡はあれどもこういった性質を内包していると考えた場合に、大人の皆さんもこういた反応パターンを内包しているし、ストレスケアの際に考慮した方がよいと(私は)思っているし、これらの資質があまりに刺激されて表出してくるようなことは避けるという選択肢もお薦めしたい。
誰にでもある性質?!
なぜなら、こういった素質が疾患とはならないが、それでも割と色濃く出ている方も多い様な気がしていて、そういう場合は、解離する癖がついていて、解離することで「快」を感じるというようにお見受けする。
その「解離する癖」がつく生育環境や置かれた環境、過ごしてきた社会を思うと「解離を快としてバランスをとっている」ということも責められないし、返って(それは大変だっただろう)と感じるのですが、もしご本人が今までと異なる生き方をしてみようと思われる場合はストレスケア(潜在意識にお任せし過ぎない、顕在意識もそろい踏みのバランス調整)を活用されてはどうだろうか?
書籍「解離」の内容は、今までのコラムが反映していた
傾向
著者 フランク・W・パトナム
一見奇怪な解離性症状、たとえば多重人格性障害が呈する複数の自己感覚の交代性出現も、同一性(アイデンティティ)の確立とメタ認知的統合機能の成熟のような基本的発達過程の挫折とみれば理解できる。
ー書籍「解離」より引用
この引用した文章について、これまでも幾つかコラムを書いてきた。
成熟という言葉を、「大人」と表現してコラムを書いています。
ですから、成熟への抵抗、いつまでも子供で居たいという奥底の願望、自分は庇護される(可愛がられるはずの)立場を死守したいのだろうと思える言動、誰かや、何かに頼りたいという渇望が、呪術的なナニカへの抵抗を低くするのかもしれないし、呪術的なものを好む方に解離傾向の方が多いというのはあくまでも自社データによります。
対策
解離、憑依、HSP的影響を受けすぎての自分喪失etcという重度の疾患ではないもののグラデーションのある濃さ以上のその傾向がある方は多くて、そういった傾向を刺激しないための工夫をしていくことも自分で考えて実行していくことも大切だと思っています。
潜在意識、顕在意識という2つを利用していくことは、陰陽のバランスを考えていくということでもあると思う。顕在意識ということは、1つは「在るままの状態を認知する」という事でもありませんか?
潜在意識至上主義への違和感には、こんなシンプルな答えがあった。私の中に。
書籍の中に、
解離を一つの「状態 state」とみるべきか、「特性 trait」とみるべきかがある。
ー書籍「解離」より引用
と書かれていたが、こういったことも含めて、多重人格的病的解離以外にも、「もうちょっと治まっても良いんじゃないか?」と考える解離状態があるんじゃないだろうか? それこそ、ストレスケア(バランス調整)と、ご本人の行動習慣の修正や認知の修正である程度治めることができるのではないだろうか?と私は考えています。
具体的には、「自分から抜けちゃう癖」「自分から抜けている方が楽だという癖」「誰かやナニカに自分を運転して欲しい(乗っ取られていた方が楽だ)という嗜好」と関係している心的外傷・外傷的ストレッサー(記憶・体験)をケアするという事だったりします。
感情の振れ幅の大きさ、個人差
境界性人格障害も摂食障害も感情調節にかなりの問題がある。
ー書籍「解離」より引用
に触れていきます。
過去のコラムでも触れています。
境界性人格障害という状態も濃淡がありまして、疾患にはならない状態もあるのですが、しかし、これらの要素が表出しているケースは少なくないと思う。
疾患と診断されなくても、障害認定までには至っていないグラデーションの状態の方でも、ご本人が何かに憑依されたように傍目からは感じる時だってあるし、憑依されたようになって暴れているように見える言動もご本人にはシンドイはずだ。その時は自分を失っているからシンドイとかしみじみと感じる事は無いのかもしれないが、意識下にはその疲労と矛盾が蓄積していくように私には見える。
抑うつ、不穏焦慮、不安のあいだを目まぐるしく変化し
ー書籍「解離」より引用
これらは「寄る辺なさ」に拍車をかけるだろうし、こういう状態の方の目の奥は錯乱していることも多い。自分の輪郭を忘れてしまっているような時も多い。
傾向と対策などを私なりに考え続けて、尚思う事
私は、度々、「統合」という言葉や「融合」という表現を使っていますが、こういう言葉を全くもってスピリチュアル本やなんちゃって心理学的な意味で使っているつもりじゃなかったけれど、その差など他人様には伝わりにくい。
言葉は言葉だし、その微妙な違いを表現しきる文章力を私が持ち合わせていないせいだ。
しかし、今回ご紹介した書籍に「統合」という言葉が使われていると、(そう! そういう意味です!)と独りで頷いた。(笑)
解離、憑依、HSP的影響を受けすぎての自分喪失etcなどを、スピリチュアル的や、呪術をとても正義だと信じている方がそれによって色々なことを感じる事を「善きこと」と理解されることについては自由です。
私自身は、リーディングやチャネリングという言葉で、危なっかしいこれらの境界線を曖昧にしたり、率先して肯定するようなことはこれまでもなかったし、これからも無いと思う。個人的嗜好として、こういった事に関しては非常に慎重なのだろうと思う。人間として大切に考えた方が良さそうだと捉えている領域が私には有って、どうしてその大切さを実感してきたかというと、まるでトラップのようなものに足元をすくわれてしまっているように思えるケースを結構な量観たような気がしているからです。あくまでも私の目にはそう映るというだけであって、見えない世界の「本当のところ」がどうなっているのかは不明です。
いつも書きますが、私は私の考え方、捉え方、選択肢について書いていますが、それはただ、「私」のことでしかありません。他人様への強制力もないし、コントロール力もない。
また、この世が幻的に考えれば、トラップもないわけです。
自分など無いという宗教的?な考え方なら、トラップにハマる私もいない?わけです。
しかし、この「この世は幻」「自分など無い」という考え方も、そもそもどういう意味でこれを捉えるかで、選択も全然違ってくるし、私が発明した考え方じゃないので正解がよくわかりません。
ですから、私はご相談の内容を伺って、お困りの内容が「解離、憑依、HSP的影響を受けすぎての自分喪失etc」に由来するのではないか?と思えばストレスケア(バランス調整)をご提案するし、心体カウンセリング™ ・セラピー・ケアを行います。
観念論以外を選択
ということになると、私自身は「解離、憑依、HSP的影響を受けすぎての自分喪失etc」の状態ではない方が良さそうだから自己を整えておこうということになっています。私だけが解離しない訳でもないし、HSP的な影響も(ミラーニューロン)ありますので、早めにその状態に気がついて、整えておこうと心がけたい。
これらを行ってきて思う事は、バランス調整アイテムを揃えることと、バランス調整の質というのは関係ないことが多くて、バランス調整の質というのはもっともっと大切な要因があるな~という見解に今はなっています。
先日熊本でお世話になったEIKOちゃんは、「大切なのは〇〇だと思う」という意見を聞かせてくれました。それもまた手技の深みが増す大きな要因なのは確かだろうと感じましたよ。
あなたは何が大切だと感じていますか?
セルフケア【も】お薦めしています
今でもその解離や憑依を喚起してしまうほどの防衛反応が必要かどうかを考える前にもうすでにストレス反応が起きる。記憶に反応している。投影と実際が認識できなくなる。
このような習慣が身についていたとしたら、セルフケアは感情ケアにもなるし、視点も変わるし、気づきが起こったりしますよ(^^)
自分自身でいる。自分を感じても安心していられるようにケアしていきましょう。
強い罪悪感、恥辱感、自己非難が、自己無価値感と自己不誠実感を悪化させるそうだ。これらを生んだ体験や、記憶、価値観について私も心体カウンセリング™ ・セラピー・ケアでサポートしていますが、おひとりの時間も是非セルフケアにあててください。
(2020/11/11)
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