トラウマ、PTSDの治療をされているDr.の書籍を読んで。心体カウンセリング™ との共通点。

最初に

他の記事でも、前回の記事でも、脳内データバンクという言葉を使いましたが、これには一般的な言葉がありました。

「帰納法」ということのようです。

私には直接的な数学の学力はありませんが、数学的なものの考え方をする傾向があるのかもしれません。

ですから、以前ご紹介したアスペルガー的な要素が何かしらあるんだろうと自覚がありますが、女性のアスペルガーには特徴がそれほど当てはまらないのですよね。

1つの顕著な例として、身内などに非常に細かいこと、大人になったら身内には余りは話さなくなる様なことも抵抗なく?進んで?話すというようなことが特徴に挙げられていましたが、私にはそういった傾向は全くありません。おそらくよくある成長の過程通り自分のことなどは親に話さなくなりましたし、それは大人になるずっと前からそうでしたから、脳の仕組みがそうなのでしょう。

 

また、わたくしの知る限り、皆さん、とあるアーティスト(アーティストはこの方それぞれです)の曲を熱狂的に聞く。ということも良くお聞きしました。

私も何かにこだわる時期はもちろんあるのですが、ずっとずっと特定のアーティストを聞くということがそもそもない。広く浅くなのです。

高校の先生に昔言われた「あんたは諦めが早い」というような面が現れてきて、特定のアーティストが好きになっても満腹になるのも早い(笑)

 

本当に「脳」とは興味がつきませんね。

生きているうちに、あとどの位体験的に知ることができるでしょうね?

そして、相変わらず書きますが、万人が様々な因子、要素を多少なりとも内包していて、表出の仕方が違うだけだろうと思っています。

 

ですから、〇〇症候群だと天才的という取り上げ方も、〇〇障害はちょっと・・・・というような取り上げ方も、それをしている間は、おそらく心理というものはあまり見えてこないかも知れないですね。

それを逆にしたら、決定的に悪いことをした場合に、IQが高いとなんだか持ち上げられて、IQが低いと人間性を叩かれるということと似ていませんか? 悪いことは悪いことなのに。

特別視をするって両面あるんですよね。見たいようにしか見ないという点では共通しているような気がします。

 

ただ、こんなモノの見方(特別視をしない)は、心に興味が無い方には必要のない話だと思います。生まれてこの方ずっと幸せだった方はそもそもあまり興味を持たない分野ではないかと思うことも多いです。またはあまり大きな不満がなく生きている方はある意味シンプルで疑問もなく日々過ごしていらっしゃるのではないでしょうか?

 

ですから、前回書いた、マイクロトラッキング(microtracking)ということを私がしていると仮定したとしても、果たしてそれが幸せか?ということはまた別なんですよね。幸せに幸せに、人間の善い面だけを見て、信じて生きていたらこういった事は必要ないのかな?と思いますし、環境により伸びた能力なのか生まれつきなのかはわかりませんが、ある意味悲しい「反応」なのではないかと思うことも多かったのは確かです。

見なくて良いものまで見るということのような気持ちになる時もありましたから。

 

しかし、この書籍に禅の修行をしたかたの言葉として書かれていた

「疑いが深いほど悟りも大きくなる。

疑いが浅いほど悟りも小さくなる。

疑いがなければ悟りもない。」ー身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法より引用

この一文により、悟り云々というよりも、疑うということ自体もある意味「佳き事」として捉えるか。良しとするか。と収めて良いような気持ちになりましたね。ブッダさんかお釈迦様の「私の言う事も鵜呑みにするな」というような言葉の真意は勉強不足で分かりませんが、この禅のC.C.チャンさんの言葉ですと理解しやすかったです。

心体カウンセリング™ と著者のDrの説との共通点

タイトルにAmazonへのリンクをはっています

身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法

著書というのが、前回もご紹介したこちらです。

 こちらのDRも東洋医学も取り入れていて、私も東洋医学の理論と対処を行っていて、その入り口講座で良さをお伝えしています。「経絡、ツボ、五行、陰陽」ということです。

 心理面では、「対話型カウンセリング」、「その方の物語を理解するというナラティブセラピー」、「メタファー」、「アファメーション」、「イメージワーク」、「書き出し」他。

 脳の状態を整えるという方法として、「東洋医学」、「誰でも利用できる遺伝子修復ワーク」、「誰でも使える数字リーディング」、「眼球運動」、「アロマ」他。

 また、行っていることであれば目的のあるフィジカル的なアプローチの「キネシオロジー全般」「オステオパシー」「ボディメタファー」「眼球運動」「タッチ」「タッピング」他多数。

 クライアントの身体の回復力にお任せするフィジカル的なアプローチでは「ヘッド&フェイシャル経絡トリートメント(頭とお顔のリフレクソロジー)」「深層リンパドレナージュ」「オステオパシーに含まれる手技」「ゆるめる手技」他

 愛着へのアプローチも大切だということでしたので、これは「ヘッド&フェイシャル経絡トリートメント(頭とお顔のリフレクソロジー)」。

 セルフケアも併用していこうよ。ということでは、「ヘッド&フェイシャル経絡トリートメント(頭とお顔のリフレクソロジー)」「じぶんでチャクラを整えたい!」、個人セッションで宿題としてお伝えする「ボディメタファー」等

 感覚からのアプローチとして、「感覚運動心理療法に含まれるアプローチ」「じぶんでチャクラを整えたい!講座の主にオプション編の内容」「ヘッド&フェイシャル経絡トリートメント(頭とお顔のリフレクソロジー)のLevel3に含まれる内容」(個人セッションには含みます)

と、もっと細かく挙げていけるかもしれませんが、おおよそこのような感じです。

 

これらがそれぞれ、脳の違う個所へアプローチしておりまして、それらを回復、活性化するという例が書籍に書かれていました。

それは正に、私が手技をしている最中に感じることと酷似していたんですね。

あぁやっぱりそうだよね。と納得しましたした、前回も書いたように、歩いてきた道はこれで良かった。と確信できました。

 

時には、対話や会話による手法は向かないということも実際に体感しています。

それはクライアントの好みということもありますが、現在のその時の脳の回復には会話による認知ではなくて、体、感覚からの回復が適しているということもあると書かれていました。このご意見には全力で賛成です。

9.11のトラウマ治療、体験を乗り越える際には(対話型)カウンセリングは人気がなくて、フィジカルなアプローチが効果があったとDRのデータにあるとのことでした。横になっていて身を任せて施術を受けるというような「ヘッド&フェイシャル経絡トリートメント(頭とお顔のリフレクソロジー)」「深層リンパドレナージュ」「オステオパシーに含まれる手技」「ゆるめる手技」や自発的に動く事に関しては「ボディメタファー」系が上がっていました。

 

また、これらは五感の統合ということにも繋がるという事でした。

まさにそうだと思います。

 

生きづらい、トラウマ、PTSD、強いストレスからのダメージ、発達障害などは脳の形成、状態により

解離したり、過去に生きてしまい今の自分を感じることが難しいわけですから

五感を統合したり、自己認識をする脳の働きを高めることが肝要だということ。

 

これは、前回も書いた思考でOFFがONになるというタイプの方は既にその働きが高いということでした。機能しているということですね。

トラウマとPTSD 心体カウンセリングによる多面的・多次元的なサポート

 

そして、もう少し違う面からも「そうなんです!」と思う事がありました。

 

環境について

私は自分好きな手技、手法のみご提供しておりまして、著書のDrも書かれていたのは

 安心できる。という環境

これは、笑いの有る環境だったり、触れ方だったり、セラピーなどを受ける際に姿勢なども含まれていました。

 

例をあげると

  • 心体カウンセリング™ を行う際に、私がくつろいでいることだったり、
  • 強く触れないということだったり(場合によってはしっかり刺激をする)
  • リズムがあるもの、ないもの
  • ゆっくり
  • クライアントが安心していられる場所に触れるということ(私達も触れられる時に、素肌が良い場合と、素肌ではない方が良い場合がありますでしょ?そういうことです)

横臥が良い場合も、座位が良い場合もある。

 

リラックスするまでの時間は人それぞれなので、無理しないということも含めて。

 

遺伝子情報は変わる

遺伝の連鎖、血の連鎖があると気がついた時に、「絶対的に逃げられない」と愕然とする瞬間を味わう方がいます。

そこまで深く考えたり悩んだりしないと、こういった瞬間は訪れないのかもしれませんね。

 

確かに、メチル化(エピジェネティクス)のパターンは伝わりうるそうですが、しかし遺伝子は不変ではない。と言われています。

 

そのためにはやはり回復というか、変化していくための行動をとる必要もある。

それが上の項目でご紹介した心体カウンセリング™ の内容でした。

私も実際に「組み合わせた方が良い施術」があると実感しています。

よく、「単一の手技じゃないとダメだ」「混ぜてはダメだ」と聞くこともありました。

が、私は実際にやっていて、「今、ここでは 別の方法を加えた方が良い」と思う事が多かったので、総合的な手法を「統合心体カウンセリング™ 」として行っています。

 

私も以前、多種じゃなくて多面的、多次元的ということが大切だと書いたことがあるんです。なんでも色々いっぱいやれば良いということでやってるわけではないんですが、それってなかなか伝わらないもんだな~と思って記事を書いたことがあります。

このDRも「なんでもやれば良いんじゃなくて、クライアントの今に合わせて組み合わせる」と書いてくださっていました。

私が書くよりも、アメリカの精神科医の書籍にそのように書かれている。という方がおそらく受け入れて頂きやすいでしょうから、ハロー効果を使わせて頂きます。(笑)

 

確かにこのDRの感覚と私の感覚は異なっているでしょうが、それでも「なんでもやれば良いのではなくて、クライアントの状態を確めながら、体の反応を見ながら、1つの方法ではなくて、その時に合った手法を使う」ということは私もいつも思う事です。

 

こういった事も、お1人お1人のクライアントと向き合ってきて、もっといい方法があるだろうか? (ご予約がなくても)あの方が次にお越しになったらこのような方法がこの先のアプローチとして良いのではないか?と考えて、一緒に回復していくという方向を見つめながらある種創ってきたものであり、非常に大切なことなんですよね。

おそらく、統合心体カウンセリング™ を受けて頂いたことの無い方には伝わりにくいし、多分体験していないことは伝わらないとは思います。

1つ1つのメニューと、組み合わせの統合心体カウンセリング™ とはやっぱり違う。

 

それはイメージワークもその方によって全く異なるワークをするのですが、パターンが固定していたり、適当にやっているわけではないのと同じです。一切イメージワークをしない時もある。掘り下げる時も、さらっと表面だけの時もある。それを毎度毎度キネシオロジーテストで確認しませんが、クライアントのその時の「深さ」があるので、それに沿って行っているつもりです。

 

商業的には、「あれも出来ます、これもできます」ではマーケティング的にはNGということもあるのですが、

統合心体カウンセリング™  個人セッション的には「あれやこれを組み合わせています」ということが素晴らしい働きをします。

 

ですから、これを読んで頂いた方だけでも

「あれも出来ます、これもできます」ではなくて、「回復のための有効手法としてあれもこれもその時のベストを組み合わせています」とご理解頂けましたら幸せです。

 

「あれもこれも」だからこそ、非常に手ごたえがあるということです。

1つの手法でも体感はあるんですが、組み合わせた時に「自分とビシッと重なる」「当日、翌日に、これは予想外でした。という変化をしっかり感じた」「生まれてきた意味が分かった」というご本人ならでは体感があるのですよね。 ※個人的な体感です。

もう全然気にならなくなった例

会話の内容は書きませんが、

先日も、「ヘッド&フェイシャル経絡トリートメント(頭とお顔のリフレクソロジー)」を行う前に、お話を伺いまして、終わった後には「誰でも利用できる遺伝子修復ワーク」をお土産としてお渡ししました。

そうしましたら、翌日から気になっていたことがもう全く気にならなくなって、それ以来過ごしやすい日々を送っていらっしゃると教えて下さいました。

身体にもなんだか影響が出ていたけれど、もう全く気にならないから体も快調とのこと。

回復して頂けましたら私も嬉しいです。

あの後快調だよ!と教えて頂いてうれしかった。

 

総合的な心体のアプローチ、心体カウンセリング™ 。どうぞご利用ください。

写真は個人セッション中ではなく、ヘッド&フェイシャル経絡トリートメントの講座中のものです。こちらの特徴は、

  • 愛着問題へのアプローチ
  • リズム感
  • 触れ方
  • 着衣のまま、メイクオフ無し

心理的なことを話さなくていいし、受けている最中気楽ですし、頭のごちゃごちゃがスッキリします。

 

今回はここで終わります。おそらくもう1コラムでこのシリーズは終わると思います。

 

 

余談:私がこういったコラムをアップすると、読者にアップされたことが通知されます。というような表示がでるのですが、本当にそんな機能がありますか? この私のHPに。この表示が急にされるようになったので、????と思うばかりです。もちろん何がなんだかわかりませんので、一体全体本当に読者登録などができるのか不明なのですが、もし、登録ができて、毎回目を通してくださっている方がいらっしゃいましたらありがとうございます!

登録リストなども存在しないので、個人的になにもお伝えできませんが、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

この記事の続きはこちら → 「トラウマとPTSD 第3コラム 「自分」という認識について。自分の土台とはなにか?

(2018/06/03)

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