なぜ、悩むのか?
「自分のことを好きでいる事こそ幸せの基盤」こんなシンプルな言葉が実は的を得ていたりするのでしょうね。
Q. 何故悩むのか? なぜ悩む必要があるのでしょうか?
A1. 思考と感情の分裂が悩みを引き起こすようです。
A2. 苦しいという刺激を実は求めている。
よくよく考えてみると、「物事の認知の仕方」と「健康的な自尊心」について確認していくことが、あなたの悩みを解いていく糸口になるようです。
自分は幸せになるに値しない。などと考えているのなら、自分が幸せになろうとする際に拒絶、拒否、迂回という「行動」にも現れます。ただ、自分の行動を客観的にみて、「認知の仕方」を理解することは私たちが思っている以上に難しい行為です。自分でできているつもりの方でもやはり盲点や死角は存在し、その盲点、視覚の多くが「シャドウ」という心理作用とも言えるでしょう。(体験的に申し上げられることは、シャドウを統合していきますと深い意味でのリラックスとはどのような状態か? を体感します。生活がスムーズに送れるようになってきます。)
思考と感情のバランス
感情ももちろんポイントですが、感情を必死にコントロールしようと努力したり、これが修行だと言い感情を感じないふりを続けていても根本的な改善には繋がらない。私もこの感情のコントロールに取り組みましたが、結局のところは自分の心を痛める結果になっただけでした。心を痛め、関連した体も痛むという事を我が身をもって体験し、健康的な結果を生まないとつくづく思い知りました。
ですから、思考と感情を切り離し、分裂させることが悩みからの解放ではなくて、思考と感情を自覚し、バランスよく生活している状態が幸せな自分自身でいるということの1つだと考えています。
人生はもともとシンプルな側面がありますが、思考で考えすぎたり、本当は違う事を感じているのに物事の認知を歪ませてまで正当化しようとする思考の暴走を自覚することも大切です。また、思考・感情・行動がちくはぐなままでは 健康的な自尊心は育ちにくいと言えます。
大人になってから自分の意志で健康的な自尊心を育てていく際に、ご自身の意志と行動がとても大切になってきます。
悩みに押し流されるのを止め、自分が心の奥底で感じている「不安・恐怖」「怒り」「悲しみ」を認識して、心と体のケアをして、自己と他者の境界を生活に取り入れる行動変容をしてみてください。
10年、20年、30年と悩み続けることより、余程有意義だとお分かりになるはずです。
なにも手立てをせずに現状維持だけを続けているのでしたら、それが行動に現れているあなた自身です。ご自分の人生を大切に考えて、ぜひ心と体のケアを行動に移しましょう。
感情と認知は別です
前項のタイトルは「思考と感情のバランス」でした。
私達はよく、考えていることが感情だと受け止めることがあるようです。悩みについて「なにを感じましたか?」とお聞きすると、そのお返事が状況説明だったり、相手の気持ちを推測したお話だったりということが少なくありません。
それほど自分の気持ちがわからない。自分が何を感じているのかがわからない。ということは決して珍しいことではあないのです。(だからこそ 生きづらくなるということに繋がります)
何を感じているのかを話すことに抵抗がある場合は、
- 自分の意志を持ってはいけない
- 自分の感情を伝えることを相手は悪口としか聞かない
- 私がなにかを感じることは我儘だから許されない
と思いこんでしまうような出来事が過去にあったのかも知れませんよね。ですから、感じたことを話すことが難しく、「説明」だけに終始してしまいます。ご自分の気持ちが置き去りになってしまいます。
私は認知と感情は違うという事から学び直すという練習もとても大切だと感じています。
精神医学は予防医学
という言葉が私はとても気に入っています。
あなた自身があなたの健康コンサルタントです。私はそのサポートをさせていただきます。
私達の決断の土台にはなにがある?
私たちの決断は感情に影響されている。という一文を目にしました。
言い換えれば、私たちの「悩み」は感情に大きく影響を受けています。その感情を押し込めてコントロールすることに力を注ぐよりも、その感情を感じ、認め、受け入れることで生き易さに繋げ、冒頭の「自分を正しく見る=自己認知」と「健全な自尊心」を持ちませんか?
その時にはきっと「自分のことが好きだという幸せの基盤」が貴方に備わっていると思います。
そのようになったときにまだ「悩み」という刺激が欲しいと思うかどうか ぜひ体験してみてください。
セルフケアにも活用していただきたい書籍
総合心体カウンセリング™ も受けてください。セルフケア(セルフキネシオロジー、ヘッド&フェイシャル経絡トリートメント)も是非行ってください。
参考図書をご紹介していますが、ピンとこない個所などは当面飛ばして、取り組みやすい箇所からご自分と向き合ってきましょう。