ストレスとカウンセリング

ストレスとカウンセリング

現代は「ストレス社会」と揶揄されるほど、多くのストレスが取り巻いています。
ストレスは場合によっては心身を乱れさせ、健康や美に影響を与えます。
つまり、健康や美を保つためにはストレスと上手に向き合い、しっかり対処することが大切です。
そのためにも、まずはストレスをしっかり理解しましょう。

ストレスとは何か

ストレスとは、環境の変動に対する生体の適応的反応のことを指します。
よくストレスはゴムボールに例えられるので、ゴムボールを例にとってみましょう。
ゴムボールを指で押したり握ったりすると、刺激を与えた部分に歪み（へこみ）が生じるのは容易に想像できます。

ゴムボールを「心」とすると、この刺激こそが心に歪みをもたらすストレスなのです。
指を離すとすぐに元の形に戻りますが、歪みが長く続くと元の状態に戻れず、やがて心身を蝕み始めます。ストレスが、適応障害などの明らかな診断に結びついてしまうこともあるのです。

ストレスは悪なのか

ストレスは心身に不調をもたらすもの、というイメージが強いかもしれませんが、結論から言えばストレスは「悪」とは断言できません。実は適度なストレスは人間に必要不可欠であり、これを完全に排除してしまうと、体温調整機能が上手く働くなるほか、幻覚や妄想状態に陥りやすくなると言われています。

つまり、ストレスは心身を蝕む可能性を有していながらも、心身の均衡を保つ役割を果たしているのです。ストレスと向き合うということは、過剰なストレスを排除し、心身の均衡を取り戻すということです。ストレスは決して悪の化身ではなく、私たちの健康や美には欠かせないものであり、これと向き合うことが大切なのです。