深部感覚(直感)を伸ばしたい? 伸ばせるの?
今日はこちらのコラムの続きです。
答えを知りたい? 答えを見つけていきたい?
私はキネシオロジストなのですが、一個人としてキネシオロジーテストとどうやって付き合っているのかを書いてみます。最初に断りを入れますが、あくまで一個人としての体験談なので関係各所の方向性や意向などとは異なっているかも知れません。
キネシオロジーテストの取り入れ方
何でもキネシオロジーテストで確認する癖がつくと、もう自分の感覚を使わなくなっちゃうってことあるかな?ということは習った当初から感じていたので、自分の直感も大切にしてきた。ということは以前も書いており、今はこれに深部感覚という言葉が加わった。
しかし、何でもかんでもキネシオロジーテストで確認する癖がつくというのは、どういった感覚だろうか?と誰に頼まれもしないのに相も変わらず考えてきた。結構な月日なんとな~く考え続けている。
多分これは、コラムに書いたように
やめるという意思もないけど、続け方がわからない時に誰かが答えを用意してくれている枠や型にはまっていくというか、そう言うスタイルに変更していく
ーコラム「ところで、コラムを書いている私は精神的に大人になり成熟したのか?」
のと同じように
A 用意されている答えを知りたいのか?
B 答えを出していきたい、見つけていきたいのか?
という好みの違いはあるだろうと思う。
私はあきらかにBだからこそ、アホのように繰り返し検証している。
なんでもかんでもキネシオロジーテストは使わず、日常は直感というか、深部感覚を大切にしている。
私の場合は、キネシオロジーテストが生活に登場するのは、やはりストレスケアの時が殆どです。いや、何かを決める時に確認することはありますが、検討段階で使います。当たり前ですが、最終決定する時は、「結果は自分持ち」だと思って自分の意思で決定します。
キネシオロジーテストで安心
答えを知りたいAタイプさん達は、全てをキネシオロジーテストで決定することが安心するのかもしれない。自分で考えて間違っていたら嫌だからという論理だろうか。
私は自社(My)データをもとにした思考と直感を併用している。大切な案件こそ余りキネシオロジーテストは使わないのかも知れない。というのは、大切な案件こそ身体の声はキネシオロジーテストをする前に聴こえる。
あぁそうですね、今書いていてはっきりしました。キネシオロジーテストに依存?しないのは、キネシオロジーテストをする前にカラダの声を感じられていると思っているからですね。
というのも、間違う事も確かにありましたが、キネシオロジーテストという身体の反応の確め方を知るはるか前から、間違うより余程多く直感に助けられてきましたし、間違ってもそれはそれでOKだと思っているのは、問題解決・対応能力が鍛えられると思っているからでしょう。そして、問題解決・対応能力が鍛えられると、事に当たる前から正解(というか、なんというか)を知らないと怖いというような恐怖心は減るような気がしている。
まぁ 何が起きても大丈夫なのかもね。という気持ちになると言うのは言い過ぎですが、「ナニカ起きたら対処するしかないわな。今までと同じように。」という開き直りに似た境地になったのかもね。まだ来ていない未来に過剰に不安を持ち、構えるという姿勢は減ったように思う。
一応(アブナイヨー)というサインが出ていても、それを「思いたいように思いたい。見たいように見たい。こうあって欲しい。」という思考が押さえつけたことも多い。でも、(あの時、アブナイヨーというカラダの声が聞こえていたのに無視したな)と認識している。
という経験を積んで、ちゃんと直感(深部感覚、カラダの声)を聴くように行動修正している。
これは、嫌だという感情を直感だと感じたい。というすり替えではなくてですね、感情はノリノリなのに、直感は強く「NO!」と言っている時だってあるんですよ。直感は「YES!」で、感情は平坦という事もあった。
直感がYES!と言った理由を知るのは、時間が経過したその後だったということもある。(へぇ~ だから直感はYES!だったんだ!)と後から知るということです。
感情はノリノリなのに、直感は強く「NO!」と言っている時に(体の中にヤケにブレーキがかかるな)という体感が最近のとある出来事であったのですが、その時にはもっともっと深部へ「Why?」と「訊ねた」。
キネシオロジーテストはそう言えばしなかった。
このような体験があった後にapple TV+の「BECOMING YOU」-誕生からの2,000日を見たものだから、次に書くような発達についてなんだか分かりやすかった。
WHY?
今は「なぜ?」と思うと、ネットで速攻検索ですよね。
赤ちゃんはしない行為です。
しかし、apple TV+の「BECOMING YOU」-誕生からの2,000日によると、生まれて2,000日までこそ、「WHY? なぜ?」が発達の動機だと紹介されていた。
「なぜ?」が大好き。
どうして?と聞きまくる時期ってありますよね。
確かに答えも知りたいけど、「BECOMING YOU」によると、ちびっ子達は自分で問題を解決していくのが大好きだそうです。
それは自分で問題を解決すると満足感を感じるからだって。わかるよね。私もこれが好きで、チャレンジしてきたもの。
そして、成功体験というものに置き換えられ、自信になるのでしょう。
A 用意されている答えを知りたいのか?
B 答えを出していきたい、見つけていきたいのか?
こう考えると上のAとBという思考の違いがあれば、当然結果(脳の発達や深部感覚)も変わってきますね。
手っ取り早い安心と、道なき道を進むかもしれないという事への耐性という違いはあるのかも知れないですね。不思議なもので、勤め人で仕事として道なき道を歩いている時は義務感があったり、やはりそれは会社というものに属しているために『自分はそれができる』と思えるのですが、一人の個人になった時にこれと言った義務もないものは色んなことがハードルが上がったりします。自由、自主的というのが実は苦手というのはこんな意味合いもあるでしょうね。
依存心と書けるのかもしれませんが、依存心は誰にでもありますから、その程度によってその先が変わってきますね。
このような話になりますと、その時は目に見えないけれど
時間を自分の側につけることの重要性
ー小説「騎士団長殺し」より引用
が、俄然際立ってきませんか?
手っ取り早いということは、これを取り入れていないというケースもあると思う。(多いのかもしれない。)
下のコラムにも書いています。
A 用意されている答えを知りたいのか?
B 答えを出していきたい、見つけていきたいのか?
Aには、間違えたくない。という恐れや不安はどの位あるだろうか?
Bには、間違えたくない。という恐れや不安はどの位あるだろうか?
生まれて2,000日までの「人間」は「WHY?」という好奇心、興味を元に世界を知っていく時に幸せを感じるそうです。
それは、好きな事をしているからだと表現されていた。
答えが無くても、トライして、チャレンジすることが =(イコール)学ぶことであり、それが「大好き」だそうだ。
学ぶ
疑問を楽しんでいるか?
疑問を持ち、考えていく、解決していく時に脳は成長するそうです。
ジャンルにもよりますが、手っ取り早く答えなど無くても、実はたいして困らないことって多いですが、すぐに答えを手にするという行動習慣が出来上がっているとやめにくい。不安から始まった習慣だとしても、今度はやめる事が不安になる。
不安スパイラルというものも、これも中々厄介ですな。
是非ストレスケアしてみてください。
情報収集も学びだろうし、知識量を増やしていくのも学びだと思います。それは確かにそうだと思うんですが、学ぶということにも方向性みたいなことがあって、「BECOMING YOU」-誕生からの2,000日で取り上げられている学ぶは「実践」「チャレンジ」「トライ」「五感を使う」という方向性の「学ぶ」です。それで、幸福や満足感や充足感を感じているんだよ。という事でした。
知れば知るほど不安になる。というような情報収集(それを学びとしたら)は、脳にどんな成長を起こすのだろうか?と今ふと思った。
好き
3歳の子供は問題解決が大好き!という字幕を読んでいた時に、「成長の過程で、いつから問題を恐れ、知識や情報を最優先にして、自分の『好き』を忘れていくんだろう?」と考えてしまった。
勿論、社会生活をしていくようになると「問題が起こる前に、転ばぬ先の杖だ」が大切になってくるのはそうなんですが、だからと言って、他の多くの「好き」という情熱まで消えていく必要はないのにね。
いや、情熱というのが個々によるので、ひょっとして「情熱」こそがある方が珍しいのかもしれない。情熱が湧くものに出会える方が珍しいのかもね。
私も人生の長い間、私には情熱というものがあるような気がしない。と思っていましたからね。でもそれは、分かりやすい体感覚を伴う類の情熱が湧くものに出会っていないという理由もその一つだったし、情熱を過大に捉えすぎて、「子どもの頃からずっと読書が好き」じゃあ情熱には値しないと判断する側のフィルターもあった。
情熱に対して、情報に振り回されて「架空の素晴らしいはずのモノ」を創り上げすぎている場合もあるだろうが、情熱は自分の中にあるものなので、架空のナニカを外側に想定している時点で見えなくなってしまう。
まだそういった情報に飲み込まれていない子ども達は、素直に自分の「好き」を情熱をもって楽しんでいるのだろうな。
(2020/11/20)
投稿日順にコラムを読みたい方はこちらからどうぞ。
LINE公式アカウント
@lnu4664d です。
お問合せなどにもご利用ください。