トラウマとPTSD 心体カウンセリングによる多面的・多次元的なサポート

いきなりですが、トラウマという言葉について

タイトルに「トラウマとPTSD 心体カウンセリングによる多面的なサポート」と書いておいていきなりですが、この記事で「トラウマ」と表現することについて共通理解の上話を進めていかせてください。

トラウマなんてない! という説があります。アドラー心理学で取り上げられていました。それは、原因探しとしてのトラウマを指すようですね。

わたくしのこのコラムの中のトラウマとは、「過去の出来事によって現在現れている脳のダメージ、その状態」という意味で使っていきたいのです。

実は、発達障害ということも、脳の癖、脳の傾向として認識されていますが、私の表現したい「トラウマ」ともよく似た現象が現れることがあることもあると認識しております。ですから、私は医師ではないため、疾患名、病名、障害名、症候群の特定をすることが目的ではなくて、

クライアントの気になることへのサポートとして、

  • 脳のダメージからの回復
  • 脳が不得手・不活性な部分のネットワーク構築の促進

という捉え方をしています。いろいろ自分が行っている心体カウンセリングの全体像を俯瞰したときに、(投薬や治療ということは医療従事者が行うことですので)私が行っていることは感覚器を通して「脳を育てる」「脳が修復するきっかけ作り」ということへまとまっていくという事が1つの結論となりました。(こういった事も、非常にわかりやすい書籍で紹介されておりましたので、ご紹介いたしますが、今はこのまま筆を進めます。)

ですから、アドラー心理学の「トラウマなんてない。回復、その先が大切なんだ」という考え方にも沿っているといえばそうですが、人生の生きづらさを感じる脳の状態はあり、それを私が自分で「これは手ごたえがある」と実感した自然回復でできうる限りの手法をご提供したいと思っています。

 

今までわたくしが行ってきたことや体感覚、感触がアメリカの精神科医が書かれた書籍にまとまっていました

そして、今までわたくしが行ってきたことや体感覚、感触がアメリカの精神科医が書かれた書籍にまとまっていました。

感動しました。方向性や考え方に「そうなんです! その気持ち・感覚なんです!」と共感し、なにより医師が多くの臨床の結果まとめられたので脳の映像も紹介されており、その写真をみても ハッ!と思うことがあり(後述します)、トラウマ、PTSD、発達障害、強いストレスによるダメージ、体が覚えた強い恐怖などでお悩みのかたに是非心体カウンセリング™ を利用して頂きたいと益々思うようになりました。

また、本当の診断名・疾患名を確めたい時は、精神科へ行かれるということも私は薦めます。自己判断などで対処が遅れてしまうという事がやはり実際にあるようです。

脳の状態とは? 多次元。

以前に書いたコラム(下)に、誰しも様々な因子を保持していて、それらの表出の範囲やレベルによって(判断用のスケールによって)診断されるのだろうという考え方を書きました。

下のコラムも「あくまでこのように理解する可能性」です。診断をしているわけではありません。こういった可能性があり、ではその先どういう選択をされますか?というような事がお伝えしたいわけです。

女性に起きる「憑依と解離と、自分の中心不在」をアスペルガー症候群と理解する可能性。

 

活性期もあれば寛解期もありますでしょ?

なにかの刺激で落ち着いていたものが一気に活性化ということもあるでしょう。

ですから、症状をお聞きしたり、実際にお会いして、何かしらの疾患名や障害名、症候群の傾向があったとしても、もちろん配慮はしますが、だからと言ってあまりとらわれずに心体カウンセリング™ をおこないます。疾患名や障害名、症候群ということに囚われるとバイアスによりもっと大きな可能性のある顕著な特徴も見逃すというようなことがある様に思うからです。

 

原因探しもある時は大切ですが、生きづらさをどのような時に感じるのか? どのような価値観をお持ちなのか?が解決のヒントだと考えていますし、そういった事も対話でお聞きしたいと思っています。

ですから、原因探しに専念して、私がこうなったのは〇〇のせいだ。という状態にいつまでも居ても意味が無いという方面の「トラウマはない」は賛成ですが、過去の出来事によって影響を受けた感情、体、記憶といった「脳のダメージ」を表すためにトラウマという言葉を使いたい。そして、トラウマ、PTSD、ストレスから受ける脳のダメージの状態を回復するためのサポートを対話型カウンセリングだけではなく、体を動かすというだけではなく、より回復に適した心体双方向から総合的なサポートをしたいと考えています。

心理学だけではなく、東洋医学論や神経学、運動機能学など大きな視点であなたのお悩みをサポートしたい。

 

そして、これらにより「脳、体の機能の連携の断絶・滞り」が起きていたように感じる状態も「統合が進む」という感覚がありました。

また、自分自身が心体カウンセリング™ を行っている最中の「多次元的な統合」という感覚がどこから来ているのかも今はもう少し理解が進みました。

日本には心技体という言葉がありますが、これと似ているように感じる「Mind、Body、Spirit」という健康の要素があるのですね。WHOでも表記されていますけれど、こういった非常に大きな枠の統合もそうですし、特に私が捉えていたのはぼんやりとしたもののように感じる大きなものと、より一層シャープに感じる「脳の中の統合のようだ」と後でご紹介する医師の書かれた本により理解が進みました。

別の表現ですと、神経の可塑性を利用した回復を捉えるというような表現がしっくりきます。

 

ちなみに、上の記事で最初に あれ?なにかちょっと・・・・。と思った最初のきっかけは、「女性のアスペルガー症候群」の方々との思い出や記憶について「空間認識について特徴があるな~」とふと思った事がきっかけでした。

そして、冒頭に申し上げた、トラウマと書きたい脳の状態なのか? 精神の疾患なのか? 生まれついての脳の状態なのか? ということを考えた時に共通項が少なくないと書きましたが、どうやら、脳の右半球が深く関わっている場合もあると解説がありました。

私はこの解説を読んだときに、本当に驚きました。

脳の右半球はこの空間認識(ただ地図が読めるとか、方角音痴だとかということではありません)と関わっていて、トラウマと書きたい脳の状態なのか? 精神の疾患なのか? 生まれついての脳の状態なのか? という方の脳はこの部位の活性度が低いようだということでした。

 

「やはり空間認識の感覚器と関係するんだ(◎_◎)」と。

そして安心したのは、統合心体カウンセリング™ では、「これらをサポートする」という対処法を含んでいたからです。

 

このように、脳を立体として捉えて、個人セッションをしている最中にその統合具合が感じられるような気持になる感覚がある時があるんですね。これが多次元と感じる理由の1つだということも理解が進みました。

アルゴリズムやルールにのっとってということではないのと、キネシオロジーテストなどで一々確認する方法をとっていないので、やっぱりそれが独自の直感のようなことなのでしょうか?

 

この感覚を、そのまま受け取って頂ける方が現在いないので、九官鳥のように多次元、多次元と言ってもどうだろう?と思いつつ、私が最後にご紹介する書籍から「理解者がいる!」と嬉しさを感じたように、これも何かの参考にして頂ける方もいらっしゃるかな~と思い書くことにしました。

 

そりゃそうですよね。感覚は100人100通り。

 

そして、私はこの感覚を そうじゃないんだよな~ という理解をされると、例の私の脳の癖がむくむくと動いて、そうじゃない。と正したくなるような瞬間がありました(笑) こんなことは結構面倒です。私自身がね。要するにアホなんです。

ですから、そういったことももう反応を止めて、生き易い方法を採用するように転換しました。

なんでも経験だし、また1つシナプスが繋がったかもしれません。

 

アメリカかの精神科医が私のこの記事を読んだら「そうじゃないんだよな~」って思うかも知れないわけですから。(笑)

私の特徴を、みなさまの回復サポートへ昇華しているような気持です

そして、こういう感覚は言葉に明確に表しにくく、また、検査データなどによるものではありませんが、ようやく書籍のなかに「研究に基づく事実というよりもむしろ臨床的直観」という言葉をみつけた時に「あぁ、直観という言葉で表現しても良いのか」と少し安心したことを覚えています。

私は医師ではないので、治療という言葉は使えませんが、見たこと、感じること、違和感を理解することで学術書や専門書の内容と同じ結論に達することができるということも体験できました。自分自身の脳内の反応、状態が捉えやすいということも影響しているようです。

自分が体験している、見ている現象を理解するという事とは? 医学的な後日談も含め。

 

感情に巻き取られにくい。感情的に反応していても思考は保てるということについても、それについての推考を書きましたが、これもやはりそのような脳の特性だということがリンクをはった↓(下)の記事を書いた後にわかりました。

自分自身と調和している場合と、不調和が起きている場合。ONとOFF。

 

後からわかったのでコラムを書いている時にはまだ具体的な事は書けませんでしたが、このあと、「内領域の内側前頭前皮質」という個所が活性化している場合の脳の状態とのことでした。

ですから、体のOFFは残っているけれど、思考でONに到達したという状態の方は「内領域の内側前頭前皮質」が強いというか、よく働いているとうか、活性化しているんですね。

 

そして、これも後でわかったのですが「じぶんでチャクラを整えたい!」講座内容(特にオプション編)これらの脳の箇所を活性化するための働きかけを含んでいました。

良かったです。本当に良かった。

ご本人さえ続けて頂ければ、このような多面的なセルフケアを行って頂いて統合が進むような機会をご提供できるということと、「心理」だけではないからこそ総合的であり、また統合が進むと考えています。

統合カウンセリングでは以前から行っています。これはセルフでは得られない脳へのアプローチ、刺激を含んでいますので、個人セッションでご提供しています。

 

「研究に基づく事実というよりもむしろ臨床的直観」という言葉をみつけた時に「あぁ、直観という言葉で表現しても良いのか」と少し安心したと書きましたが、ただ、少し書き加えるならば、ただ直感というわけではなく、脳内のデータの積み重ねではあるという認識が割とはっきりあるのですが、これにもそれ専用の言葉がありました。

マイクロトラッキング(microtracking)というそうです。

 

これこそ心体カウンセリング™ を行う私の長所でもあります。

心体カウンセリング™ を始めるずっと以前、子供の頃からの特技と言っても良いかと思います。

 

ですから、私自身もこういった書籍を読むにつれ自分の理解が進むのですが、心体カウンセリング™ を行うもっともっと以前、昔から「心理学的」臨床というようなデータの蓄積がスタートしていたとも思えるようになりました。身体との関わりはキネシオロジーをはじめてから感性が発達しました。

 

これはいったい・・・・

個人的な話です。

 

私も長きにわたり、自分が相対した方々に

「どうしてこんなことをするんだろう?」「これはいったい・・・」と思う事がありました。

わざとでしょ?と思う時もあるんですが、どうやら無意識かもしれない。と思う時もあり、

そして、それが記憶喪失のように本人は記憶していない。ということも体験しました。

 

私も他人様から見たら同じことがあるはずですが、たいてい気がつくのは自分以外のことですからね(笑)

 

こういった体験をしたら、怒ってもしょうがない。怒るだけただ疲れる。ということをしみじみと感じますでしょ?

度重なるアレコレがあったとして、それを我慢していたら、相手は記憶にない。

なんだかガッカリ。

 

そして、現在は、一層「その多くは脳の反応だ」と受け止めるようになりました。

病名や疾患名、症候群、単なる物忘れ、と、理由を特定したら気にならなくなるのならそれも1つの救いです。

 

もっと進んで、

トラウマ、PTSDなどでこのような状態に相手がいるのだとしたら、私自身はそれを知らずにいる時は腹も立つし、がっかりしたけれど、きっと本人は大変なんだな。と水に流せる気持ちになりました。

 

クライアントと接する場合と、個人的な出来事の場合は線引きがあり、個人的な時にはやはり反応していたんですが、しみじみと「これはもう道徳的な欠陥でも、意志の弱さでも、性格が悪いわけでもない」というセリフが沁み込んできたときがあったんですね。

あぁ ご本人は大変なんだ。と。

 

道徳的、意志のチカラ、精神力、性格だと思うと、何だか腹が立つ。

しかし本当はこの領域で相撲を取ろうとすることがそもそも的が外れているんですね。

 

私自身、「信じられん(怒)」なんてプリプリしたことも勿論ありまくりですが、その中には今回書いているような相手方の「トラウマ、PTSD、強いストレス」により脳のダメージによる言動によるものがあったでしょうし、私がおこなったそれらもあるでしょうね。と思えば思うほど そよ風にのって当時の記憶や感情がサラサラと流れていくような気持になりました。

 

トラウマ、PTSD、体が感じた恐怖がある方はお越しください

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こちらの書籍を取り上げて次回もコラムを書きます

タイトルにAmazonへのリンクをはっています

身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法」

 

お困りの方へのアプローチについてこちらの書籍に多く掲載されているのですが顕著な共通点が多いんです。顕著が多いなんて日本語は間違っていますが、「対話重視」「書き出すという行為」「触れるという重要性」「触れ方の注意点」などなどキリがありません。

この続きは次のコラムで書きますね。

続きはこちらです → 「トラウマ、PTSDの治療をされているDr.の書籍を読んで。心体カウンセリング™ との共通点。」

(2018/06/01)

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