選択ができない。決められない。いつまでも迷う事が多い方の参考になれば幸いです。

新型コロナウイルスで非常に厳しい環境で職務についていらっしゃったり、実際にコロナ禍という状態の方や、世界的な自粛要請の中、今回のコラムを書くことはどうだろうか?と今回のコラムの中にあるように、それこそ自問自答をしたのですが、やはりアップします。今の時期、ひょっとしたら色々お考えになっている方もいらっしゃるとしたら、小さな1つの参考にして頂けましたら幸いです。

 

 

いきなりですが、「3年後に死ぬとしたらそれを今しますか?」

インタビュー記事の紙面の中の女性が、

「迷った時に、『私は、3年後に死ぬとしたら今これをするだろうか?』と自問自答するんです」とその紙面のインタビューに答えていらっしゃいました。

 

紙面の内容を拝読して感じたことは、どうやら、ある程度経済的にも豊かなんだな、と伝わってくる方で、お子さんもそのインタビュー記事に登場されていた。

豊かに暮らしていらっしゃるであろうという方も「3年後に死ぬとしたらそれを今しますか?」と自分にグググッと迫って選択を決めるケースがあるとのこと。

 

こういった事は、保有資産の有無はあまり関係なく

おそらく「人生観」というカテゴリーのことではないかと思っています。

 

私も、割と似た選択方法をとることがあります。

 

先延ばしにした時に、その機会がその後もう2度と訪れないとしたら

A.それはそれでしょうがないと思えるか?

B.あぁ 選択しようと思えば出来たのに_| ̄|○ やらなかった自分を許しにくいわ。 と思うか?

さぁどっち? と自分に訊ねる。

 

 

こういった自問自答(セルフコーチングとも言うだろうが)は

自分でも気がついていない優先順位を明らかにしてくれる。

 

 

私の場合、年齢を重ねて、くだらないプライドもそこそこ発達しているが

この A? or B? と自分に訊ねて、

そこで自分を誤魔化してもしょうがない。自分のくだらないプライドよりも大切にしたいとはっきりしたら勇気をもって

Do it! することにしている。

 

自分を誤魔化したいのならこういった自問自答はそもそも意味が無いから、ダレカレ構わずチカラをいれてお薦めはしない。

人生の好みのスタイルは人それぞれだ。誤魔化すと書くと響きは悪いが、流されて生きる、流れるままに生きるという生き方を推奨する思想もあるのだから、良いとか悪いとかを決めたいわけはありません。そして、そもそも良いも悪いもないのだろうし。

 

 

ただ、

そうかこういった選択(インタビュー記事の内容は、その投資をするか否か?という選択だったが)の際に「3年後」という区切りで考える方もいらっしゃるんだな。と感銘を受けた。

それも、死ぬとしたら。という重さをその投資をするか否かの際の天秤に登場させたんだ!ということが記憶に残った。

〇年後 という単位は対象事例によって変わるけれど

遥か昔、私自身 人生の大きなターニングポイント・岐路に立った時に

「10年後の私は『あぁ こんなことなら10年前にやめて(止めて)おけば良かった』と思うかな?」とふと頭に浮かんだ。

コーチングなどを学ぶもっと前からセルフコーチングは行っていた。わざわざ習わなくても昔から多くのヒトがやっている。その証拠に「自問自答」という言葉がある。

 

余談ですが、コーチングを学んだ時に(これならずっと前からやってる)と思ったけれど、コーチングを学んで良かったことは、自分の価値観に無いものを知ったことだったし、セルフではなく、人様に質問されるとまた面白い反応がおきるということは確かだと学んだ。

 

 

その時の、その出来事に対する私のモノサシは10年という単位だった。

そして、そう自問自答した時に、すぐさま思い浮かんだのは、

(10年前にやめて(止めて)おけば良かった?と自問自答する私にはもう「やめる」という結果が出てるんだな。10年という期間頑張ったとしても、それはただの先延ばしなんだな)という事だったし、

その頑張ることにして頑張る10年は一体なんなんだろう? なんになるんだろう? 自分を納得させるための後付けの理由づけを10年後から見た10年前の今すでに考えていそうな自分も居た。

自分の胸の内に耳をジーーーーッと傾けたら、小さく(そんなことはやりたくない)という正直な声が聞こえた。

 

そんなことと言うのは、自分を誤魔化して10年頑張る事であり、10年の努力を無駄にしたくないから高尚な言い訳を考えて自分に言い聞かせることだった。

 

そう、この選択の時期を迎えるずっと前から、なんだかんだと逃げる自分に言い訳したり、自分と折り合うために色んなスキルを使ってきたかもしれないが、この時は「これが逃げならそれでいい。これが人として間違っているのなら全ては自分に返ってくるからそれも覚悟します」と思った。

こんなに悩むこともなかったのかもしれないが、軽々しい案件でも無かったのでしっかり考えた。

 

10年などとっくに経った頃、そんな選択を10年前にしたことなど過去の記憶のかなたになっていたものの、思い出せば必ずあの時の選択は正解だったという自己肯定がある。

アレを頑張って10年続けていたら、私はおそらく生きやすさを感じるまでの時間が丸々10年後ろにずれ、その10年で感じたストレスのケアも長期化しただろう。ということは、多分、15年~20年近く楽になるのが今より遅かっただろう。

違う言い方をするなら、回復までの時間が10年早まったとも言える。

そして、脳・心体のダメージもその分軽く済んだ。

 

そして、遥か年月が経った今でも、あの時、ちゃんと自分に向き合って自分に正直になって、世間体とか、過剰な責任感とかではなく、自分が「やりたい」「選びたい」「やりたくないことをしなかった」ことを選んで本当に良かったと思っている。

 

「やりたくないことをしなかった」というのは日頃の細かいことは割と対象外だ。一事が万事同じ行動様式を取らなきゃダメだという説も多いが、出来事の種類のよって少々匙加減を変えても、大筋の方針が自分の中にあればたいしてブレない。料理の際、材料によって少々味付けを変えるようなことと似ているような気がしています。

 

ここぞ。という時にお試しください。

人によっては、その選択を決める際に

3年という月日がそこに関わってくることもあるだろうし、10年という期間が選択をする際に考えやすい時もあるだろう。

 

だから、なんでもかんでも「3年後に死ぬとしたら今これをするだろうか?」でもないし、10年「自分を褒める」とか「後悔する」でも無いだろう。

その期間すらご本人と、その選択対象の内容のバランスなんだと思う。

 

そのバランス感覚を養うためにも、こんな自問自答フレーズを自分のために準備しておくといい。

 

優先順位は自分の状態によって変わることもある

 

あのまま10年先延ばしにしていたら?と思うとゾッとする。

 

人生は長いようで短い。

短いようで長い。

遠回りには遠回りの良さがある。

何を選択するのかは色々なモノサシがあるだろうが、

自分の優先順位というのは自覚しておくといい。

 

今の私は非常に明確な1番があり、2番がある。

そして、今書いていて思う事は、今の私の生活スタイル(人生の在り様)では、1番、2番が決まっていたら 3番以降は決めやすい。

3番以降はそれほど大きな影響力は持っていないということに気がついた。

 

そう思うと、

3年後に死ぬとしたらそれを今しますか? という自分への問いも同じだが

大切なものって沢山あって頭がごちゃごちゃするのかと思ったら、

(3年後なんていう)結構早めの締め切りの「ふるい」にかけたら残るものは少ないんじゃないかな。

 

慣れていないと、残るものが少なくなってシンプルになるのが怖く感じる事もあると思える。

沢山抱えていると、見たくないものを観ずに済むという効果もあったりするから、そんなにまじまじと自分を見たくない、知りたくないという方もいらしゃるだろう。

怖いし、やりたくないのに、無理に変わることもないと思っている。

 

いつも補足したくなるのは、

私は色んなことを書きますが、正解と思って書いているわけではなくて、あくまで「こんな考え方がありますよ」「〇年〇月〇日、私はこんなふうに感じました。感じています。」「私の体験記です」でしかありません。

 

今、新型コロナウイルスの影響で不安が煽られてしまう方も多いと思います。

それに加えて、考える時間があったりすると、シンドさが増す方もいらっしゃる。いつもそこは日々の生活、活動、忙しさで流れて生きてきたことで敢えて見なかったことも意志に反して目に入ってきやすい環境の方もいる。

 

そんな中、3年後に死ぬとしたら?というような問い自体が以前に増して強く響くかもしれない。インタビューが行われた時はコロナの「コ」の字もなかっただろうし、インタビューにお答えになった方も今の事態は無関係にお答えになっていたはずだ。しかし、どんな環境であれ、いつもこうやって何かしらを念頭に置いている方はいらっしゃる。

今、このような時に敢えて、選択肢を減らしていって、思考をシンプルにする思考法の1つとしてどなたかのお役にたてたら幸いです。

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(2020/04/26)

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